山門と境内の松、散髪 その3。

二日続けて来ていただいたシルバー植木職人の方々ですが、今日はよその仕事があるとのことで、続きは来週に、というお話でしたので、今日は一人でアカマツを磨くことに。

鋸など硬い尖ったもので磨くと傷がつく、とのことだったので、職人さんにもらった20cmほどの竹ぼうきでゴシゴシ。

さすがにはしごをかけててっぺんまでは届きませんので、脚立に乗って手の届く範囲で。

それでも、結構美人に磨き上げることができたのではないかな、と自磨自賛。

 

 

幹が少し赤くなっているのお分かりですか?

わかりませんよね。

気になる方は、長松院にて実物をご覧ください(笑)

 

そうこうしていたら、シルバーさんから電話があって、午後から残りの散髪しに行きます、とのこと。

午前中で終わったんですね。

それにしても手際が良くて、よく動く。

さすがは高度成長を支えて来た猛者たちの集団。

その勤労っぷりには頭が下がります。

 

 

枯れ枝ばかりで幹も空洞。

しかしこの松が。

なんということでしょう!

 

 

生まれ変わったではありませんか!!

 

早速例のムクドリがやって来て、松と会話。

この辺に巣があるんでしょうかね。

これからちょこちょこ会うことになりそうです。

 

 

無縁塔の椿は、たくさん蕾がついていたため、少し控えめなモデルチェンジ。

せっかくの蕾を取ってしまってはかわいそうですもんね。

 

 

ちょっとスリムになったかな。

椿の木は挿し木が効くそうで、試しに二、三本植木鉢に挿しました。

また、大量の椿のタネが木元に落ちていたので、数個拾って蒔いて見ました。

椿油はこのタネから搾り取るのだそうですね。

うちもおばあちゃんがびんつけ油に使っていたのを思い出しました。

 

 

庭石に混じって茶色のタネがあるの、見えますか? 

職人さんが「昔、遊んでいると母親に『遊んどる暇があったら椿のタネ拾って来なさい』と言われたもんです(笑)」とおっしゃっておられました。

昔は自分で使うものは自分でこさえていたんですね。

私もなるべく、すぐにお店に行かずになんとかならんか考えてお寺のことをやって行かねば、と再確認しました。

 

今日も寒い中の作業、本当にありがとうございました。

せっかく綺麗にしていただいた庭木たちです。

なるべくこの状態が保てるように努力して行きます。

 

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コメント: 1
  • #1

    娃子 (金曜日, 13 1月 2017 13:38)

    ご苦労様です。松の散髪三日目、敷地内も見違えるようにきれいになっていると想像してます。